広島県の新興感染症対応訓練に参加しました
- key cello
- 10月27日
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令和7年10月18日、広島県医師会館で、県内の新興感染症等への対応力を高めるため、医療機関と行政職員が連携し、実践的な「新興感染症対応訓練」が行われました。
午前中は、講師である川崎市健康安全研究所の三﨑貴子先生、川崎市健康福祉局の小泉祐子先生らによる、本訓練のためのファシリテーター養成講座がありました。行政で働く私たち公衆衛生医師は、訓練の進行や演技指導について細やかな打ち合わせを重ね、準備に心を込めました。
午後からは、県内の医療従事者と行政関係者が合同で、大規模な実働訓練に挑みました。初対面の病院・行政機関のメンバーが、患者に見立てたペットボトルを前に、チーム内外で情報を共有しながら、感染症発生時の「現場の動き」をリアルに可視化し、緊迫感のある状況の中で、互いの役割や苦労を肌で感じ合う、貴重な機会となりました。
医療機関の慌ただしさ、行政機関の情報処理の難しさ―それぞれの立場での葛藤や工夫が、訓練を通じて深く理解され、「顔の見える関係性」が築かれたことは、何にも代えがたい成果となりました。
この学びを導いてくださった三﨑先生、小泉先生、そして企画運営にご尽力くださった広島県庁の皆様、参加してくださった医療機関・行政機関のすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。













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